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Yahooショッピングのトリプルでできるデザインとは?導入前に考えたいページ制作の優先順位

こんにちは。株式会社インクワイアリーの濱洲です。
今回は、Yahooショッピングの「トリプル」でできるデザインと、導入前に考えておきたいページ制作の優先順位についてまとめました。

Yahooショッピングを運営していると、通常の商品ページやストア編集だけでは表現しきれない場面があります。

ストアトップをもっと作り込みたい。
キャンペーンページを見やすくしたい。
商品ページだけでは伝えきれない内容を、LPのように整理して見せたい。

そうしたときに選択肢になるのが、Yahooショッピングの「トリプル」です。

トリプルは、Yahooショッピング出店者向けに提供されているサーバースペースで、HTMLやCSSなどを使いながら、通常のストア編集より自由度の高いページ制作ができるサービスです。

ただし、トリプルは「導入すれば売上が伸びる機能」ではありません。
ここは最初に整理しておきたいところです。

大切なのは、トリプルを使うかどうかよりも、まず自分たちのストアでどのページを先に整えるべきかを考えることです。

今回は、Yahooショッピングのトリプルでできることと、導入前に見直しておきたいページ制作の順番について整理します。

1. Yahooショッピングのトリプルとは

トリプルは、Yahooショッピング内でより自由なページを作るためのオプションサービスです。

通常の商品ページやストア編集でも、商品情報を登録したり、画像を入れたり、説明文を掲載したりすることはできます。
ただ、ページ全体の構成や見せ方を細かく作り込もうとすると、どうしても制限があります。

たとえば、ストアトップをブランドサイトのように見せたい場合。
季節のキャンペーンページをLPのように見せたい場合。
複数の商品を、用途や選び方に合わせて整理したい場合。

こうしたページを作りたいときに、トリプルが選択肢になります。

楽天市場でいう「楽天GOLD」に近いものとして考えると、イメージしやすいかもしれません。
通常の編集画面だけでは難しい表現を、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使って作れるようになります。

ただ、自由度が高い分、ページの目的や導線をきちんと考えておかないと、見た目は整っていても成果につながりにくいページになってしまいます。

「自由に作れるから使う」のではなく、何を伝えるために使うのかを先に決めておくことが大切です。

2. トリプルを使うと、デザインで何が変わるのか

ページ全体の流れを作りやすくなる

トリプルを使うメリットは、単に「見た目を自由にできる」ことだけではありません。

通常の商品ページやストア編集では、使えるレイアウトや表示エリアにある程度の制限があります。
そのため、商品を並べる、バナーを置く、テキストを追加する、といった基本的な見せ方が中心になります。

一方でトリプルを使うと、ページ全体の構成から考えやすくなります。

どの情報を最初に見せるのか。
どこで商品を紹介するのか。
どのタイミングでカテゴリや商品ページへ誘導するのか。

こうした流れを、通常ページよりも自由に設計しやすくなります。

たとえば、季節のキャンペーンページであれば、最初にキャンペーン内容を大きく見せ、その下に対象商品、選び方、購入までの流れを並べることができます。
商品の比較ページであれば、用途別や価格帯別に商品を整理して、ユーザーが選びやすい構成にすることもできます。

こういう見せ方は、通常の商品ページだけでは少しやりづらい部分です。

デザインは装飾ではなく、選びやすくするためのもの

ここで大事なのは、デザインを「きれいにすること」だけで考えないことです。

トリプルを使うと、画像を大きく使ったり、余白を取ったり、ブランド感のあるページにしたりできます。
もちろん見た目の印象は大切です。
ただ、それ以上に大切なのは、ユーザーが迷わず商品を見られるかどうかです。

どの商品を見ればいいのか。
どこを押せばいいのか。
何を比較すればいいのか。
どの順番で読むと理解しやすいのか。

こうした部分が整理されていると、ページはかなり見やすくなります。

逆に、見た目だけを作り込んでも、導線が分かりづらいとユーザーは離れてしまいます。
トリプルで作るページは、華やかにするためのものというより、伝えたい内容を、伝わる順番で見せるためのものとして考えたほうが良いと思います。

商品を「探し方」に合わせて見せられる

トリプルを使うと、商品を単純なカテゴリだけではなく、ユーザーの探し方に合わせて見せやすくなります。

たとえばギフト商品を扱う店舗であれば、商品を一覧で並べるだけでは少し選びづらいことがあります。
価格帯で選ぶ、用途で選ぶ、相手別に選ぶ、人気商品から選ぶ。
このように見せ方を分けることで、ユーザーは自分に合う商品を探しやすくなります。

食品であれば、家族向け、贈答用、まとめ買い、季節のおすすめなど、購入シーンごとに導線を分けることもできます。

こうした見せ方は、商品をただ並べるだけでは作りにくい部分です。
商品数が多いストアほど、ユーザーがどこから見ればいいか分からなくなりやすいので、ページ側で道筋を作ることが大切になります。

3. トリプルは最初にやるべき施策とは限らない

まず見られるのは、ストアトップではなく商品ページかもしれない

トリプルは便利なサービスですが、最初に取り組むべき施策とは限りません。

ここは少し冷静に見ておきたいところです。

Yahooショッピングでは、多くのユーザーが検索結果や商品一覧、広告、ランキング、キャンペーンページなどから商品を見つけます。
つまり、最初に見られるページがストアトップではなく、商品ページであることも多いです。

その状態でストアトップだけをきれいに作り込んでも、商品画像が分かりにくかったり、商品ページの説明が不足していたりすると、購入にはつながりにくくなります。

トリプルで立派なページを作ること自体は悪くありません。
ただ、購入に近い場所が整っていない状態で大きなページを作っても、思ったほど効果を感じにくい場合があります。

トリプルは売上を伸ばす魔法の機能ではない

トリプルを導入すると、ページ制作の自由度は上がります。
ただし、それだけで売上が自然に伸びるわけではありません。

大事なのは、どのページで何を改善したいのかを整理することです。

商品画像でクリック率を上げたいのか。
商品ページで購入前の不安を減らしたいのか。
バナーやカテゴリ導線で回遊しやすくしたいのか。
特集ページで複数商品をまとめて訴求したいのか。

目的によって、やるべきことは変わります。

トリプルは、あくまで表現の自由度を上げるための手段です。
だからこそ、「何を作るか」より先に、どこを整えるべきかを考える必要があります。

4. ページ制作は、購入に近い場所から見直したほうがいい

最初に見るべきは商品画像・サムネイル

Yahooショッピングのページ制作を考えるときは、いきなり大きなページを作るより、ユーザーが商品を見つけて購入するまでの流れに沿って見直すほうが現実的です。

まず見たいのは、商品画像・サムネイルです。
検索結果や商品一覧で最初に見られる部分なので、ここで商品の魅力や特徴が伝わらないと、商品ページを開いてもらうことが難しくなります。

商品が何なのか。
どんな特徴があるのか。
サイズ感や内容量が伝わるか。
他の商品と比べて選びやすいか。

このあたりは、かなり重要です。

商品画像は、ユーザーが購入を検討するうえで最初に触れる入口です。
トリプルを検討する前に、まず見直しておきたい部分だと思います。

次に、商品ページで不安を解消できているかを見る

次に見直したいのが、商品ページです。

商品ページでは、商品の魅力を伝えるだけではなく、購入前の不安を解消することが大切です。
どんな商品なのか、どのように使うのか、サイズや内容量はどのくらいか、配送はいつ頃になるのか、送料はどうなるのか。
こうした情報が不足していると、ユーザーは購入を迷ってしまいます。

特にYahooショッピングでは、検索結果や広告から直接商品ページに流入するケースも多くあります。
つまり、商品ページ自体が売場の入口になることもあります。

ストアトップを整えることも大切ですが、商品ページの内容が弱いままだと、せっかく集客しても購入につながりにくくなります。

まずは商品ページで、商品の特徴と購入前の不安をきちんと整理することが大切です。

その次に、バナーやカテゴリ導線を整える

商品画像や商品ページが整ってきたら、次に考えたいのがストア内の導線です。

人気カテゴリにすぐ移動できるバナーを置く。
季節商品へ誘導する。
ギフト向けの商品をまとめて見せる。
キャンペーン対象商品へ案内する。

こうした導線があると、ユーザーは目的の商品にたどり着きやすくなります。

カテゴリ導線は、単に商品分類を並べるだけではありません。
ユーザーがどう探すかに合わせて整理することが大切です。

食品であれば、家族向け、贈答用、まとめ買い、季節のおすすめ。
ギフト商品であれば、価格帯で選ぶ、用途で選ぶ、相手別に選ぶ、人気商品から選ぶ。

このように見せ方を少し変えるだけでも、探しやすさは変わります。
バナーやカテゴリ導線は、ユーザーを次に見るべき商品へ案内するための道しるべになります。

5. ストアトップや特集ページは、導線が見えてから作る

ストアトップは、店舗全体の印象を伝える場所

ストアトップは、店舗全体の印象を伝える場所です。

商品数が多い店舗や、カテゴリごとの見せ方が重要な店舗では、ストアトップを整えることで「どんな商品を扱っている店舗なのか」「どこから商品を探せばよいのか」が分かりやすくなります。

ただし、ストアトップはすべての商品や情報を置く場所ではありません。
むしろ、ユーザーが次に移動するためのハブとして考えることが大切です。

今おすすめの商品、人気カテゴリ、開催中のキャンペーン、季節の特集、初めての方に見てほしい情報。
こうした情報を整理し、必要なページへスムーズに誘導します。

トリプルを使えば、ストアトップをより自由に作り込むことができます。
ただ、見た目だけではなく、どの商品や企画へ誘導するかを設計することが重要です。

特集ページやキャンペーンページは、買う理由を作りやすい

季節商品やキャンペーン商品をまとめて見せたい場合は、特集ページやキャンペーンページが役立ちます。

商品をカテゴリだけで分類すると、どうしても機能的な見せ方になりがちです。
でも特集ページでは、ユーザーの目的に合わせて商品を提案できます。

たとえば、母の日、新生活、暑さ対策、ギフト、まとめ買い、レビュー高評価商品など、テーマごとに商品を見せることで、ユーザーに「買う理由」を伝えやすくなります。

キャンペーンページであれば、対象商品、開催期間、割引内容、購入までの流れを分かりやすく見せる必要があります。

通常の編集機能だけでは作り込みにくい場合に、トリプルを活用することで、LPのように情報を整理したページを作ることができます。

特集ページやキャンペーンページは、商品をただ並べるだけでは伝わらない買う理由を提案するための導線です。

6. トリプルが向いているケース

通常ページだけでは伝えきれない内容がある

トリプルは、すべてのストアに必ず必要なものではありません。
ただ、向いているケースはあります。

ストアトップをしっかり作り込みたい。
ブランド感を出したい。
季節ごとのキャンペーンページを作りたい。
複数商品をまとめた特集ページを作りたい。
通常の商品ページだけでは商品の魅力を伝えきれない。

こうした場合は、トリプルを活用する意味が出やすいです。

特に、商品数が多い店舗や、ギフト・季節商品・まとめ買い提案などを行う店舗では、トリプルを検討しやすいと思います。
商品をただ並べるだけではなく、「どの商品を、どんな切り口で見せるか」を設計できるからです。

また、通常の商品ページでは伝えきれないブランドの雰囲気や、商品の使い方、企画の背景などを見せたい場合にも向いています。

スマートフォンでの見え方まで考えたい

トリプルでページを作る場合は、スマートフォンでの見え方もかなり大切です。

Yahooショッピングでは、スマートフォンで商品を探すユーザーも多くいます。
そのため、PCで見たときにきれいなページでも、スマートフォンで読みにくいと効果が出にくくなります。

画像の文字が小さすぎないか。
バナーを押しやすいか。
スクロールしたときに情報の流れが分かりやすいか。
商品ページへの導線が自然に置かれているか。

このあたりは、制作前に考えておきたい部分です。

トリプルで自由に作れるからこそ、スマートフォンで見たときに情報が詰まりすぎないようにする必要があります。

7. トリプルを使う前に決めておきたいこと

何のためのページなのかを決める

トリプルを使ってページを作る場合は、デザインに入る前に決めておきたいことがあります。

まずは、何のためのページなのかを整理することです。

ストアトップを作り込みたいのか。
季節のキャンペーンページを作りたいのか。
特定の商品を深く紹介したいのか。
複数商品をまとめて比較しやすくしたいのか。

目的によって、必要なデザインは変わります。

ストアトップであれば、店舗全体の印象やカテゴリ導線が重要になります。
キャンペーンページであれば、対象商品、開催期間、割引内容、購入までの流れを分かりやすく見せる必要があります。
LPのようなページであれば、商品やサービスの魅力をどの順番で伝えるかが重要になります。

何を作るかより先に、そのページで何を判断してもらうのかを考えると、構成が決めやすくなります。

どこへ誘導するページなのかを決める

トリプルで作るページは、見せるだけで終わらせないことも大切です。

最終的にどの商品ページへ誘導するのか。
どのカテゴリを見てもらいたいのか。
どのキャンペーン商品を買ってもらいたいのか。
問い合わせにつなげたいのか。

この部分が曖昧だと、ページを見たあとにユーザーが次の行動を取りづらくなります。

ページ制作では、メインビジュアルやバナーの見た目だけでなく、クリック先や商品ページへの流れもセットで考える必要があります。
特にスマートフォンでは、少し導線が分かりにくいだけで離脱しやすくなります。

トリプルを使う場合は、デザインと同じくらい、次にどこへ進んでもらうかを考えることが大切です。

更新しやすい構成にしておく

制作後の更新も、最初に考えておきたいポイントです。

ページを作った後に、誰が更新するのか。
バナーや画像を差し替える頻度はどのくらいか。
季節ごとの企画に合わせて使い回せる構成にするのか。
一度きりのキャンペーンページとして作るのか。

このあたりが曖昧なまま制作を進めると、見た目は整っていても、運用しづらいページになってしまうことがあります。

たとえば、毎月キャンペーンを行う店舗であれば、差し替えやすいバナーエリアを作っておく。
季節特集を定期的に出す店舗であれば、商品部分だけを入れ替えやすい構成にしておく。

こうした設計にしておくと、制作後もページを動かしやすくなります。
トリプルを使う場合は、デザインの自由度だけでなく、運用のしやすさまで含めて設計することが大切です。

今回の記事のまとめ

トリプルは、自由なページを作るための手段

Yahooショッピングのトリプルは、ストアトップや特集ページ、LPのようなページを自由度高く作るための便利な選択肢です。

HTMLやCSSを活用することで、通常のストア編集では難しいレイアウトやデザイン表現にも対応しやすくなります。

ただし、トリプルを導入すること自体が目的になってしまうと、ページ制作の優先順位を見失ってしまうことがあります。

まずは、商品画像、商品ページ、バナーやカテゴリ導線など、購入に近い部分を見直す。
そのうえで、通常の機能だけでは伝えきれない内容が出てきたときに、トリプルを検討する。

この順番で考えると、Yahooショッピングのページ制作で何から手をつけるべきかが整理しやすくなります。

トップページは、すべての商品や情報を置く場所ではなく、ユーザーがスムーズに移動するための設計を考える場所です。
そして、Yahooショッピングでは商品ページからの流入も多いため、トップページだけを整えても、商品ページや特集ページの内容が弱ければ売上にはつながりにくくなります。

トリプルは、商品ページ・カテゴリ・特集・キャンペーンへつなげるための表現手段として考えることが重要です。

株式会社インクワイアリーでは、Yahooショッピングの商品ページ制作やバナー制作、特集ページ制作など、ストアの目的に合わせたページ制作をご相談いただけます。
トリプルを使うべきか迷っている場合も、まずは現在のページや導線を見ながら、必要な改善点を整理するところから始めてみるのがおすすめです。

濱洲 裕馬

芸術学部で映像を専攻後、福岡のスペシャルティコーヒーショップにてバリスタ業務を行いながら、映像制作・デザイン・営業・EC運用などを担当。現在は株式会社インクワイアリーにて、ECディレクターとしてWeb制作とEC運用支援を担当。

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