EC運用

ECサイト制作の費用はいくら?相場と内訳をECサイト制作会社が解説【2026年版】

こんにちは。
株式会社インクワイアリー代表の後藤です。
2026年に入り、私の周りでもEC業界の厳しい話をよく耳にします。
コロナ禍でEC市場は大きく拡大しましたが、その反動もあり現在は競争が激しくなっています。補助金を活用したEC参入の増加や、新しいプレイヤーの参入など様々な要因が重なり、以前よりもEC運営の難易度は確実に上がっています。
そんな中で、企業様からよく相談されるのが次の質問です。
「ECサイト制作って、いくらぐらいかかるんですか?」
シンプルな質問ですが、実はとても答えにくい質問でもあります。
今回は、EC業界に15年以上関わってきた立場から、ECサイト制作の費用相場についてできるだけリアルな視点で解説してみたいと思います。これからECサイト制作を検討している方の参考になれば幸いです。

ECサイト制作の費用はどのくらい?

まず結論から言うと、ECサイト制作の費用は制作する規模や目的によって大きく変わります。
例えば、BASEなどを使った小規模ECなのか、Shopifyでブランドを打ち出した自社ECなのか、あるいは楽天市場などのモールECなのかによって必要な設計や制作内容はまったく違います。
同じ「ECサイト制作」という言葉でも、

・とりあえず商品を販売できるサイトを作りたいのか
・ブランドを作り、売上を伸ばしていくECを構築したいのか

この違いだけでも制作費は大きく変わります。
そのため一律いくらとは言えませんが、ECサイト制作にはある程度の相場があります。

ECサイト制作の項目と内訳

ECサイト制作は、想像以上に多くの工程で構成されています。
例えばShopifyサイトを制作する場合でも、単にトップページを作るだけではありません。商品一覧ページや商品詳細ページ、ブランドのコンセプトページなど、ECとして必要なページ構成を設計するところから始まります。
その後、デザイン制作、コーディング、JavaScript実装、Shopifyの初期構築などを進めていきます。さらに決済設定や配送設定、必要に応じてアプリの導入なども行います。
場合によっては商品撮影やレタッチ、バナー制作などのクリエイティブ制作も含まれることがあります。
また、プロジェクト全体を管理するディレクション業務も発生します。打ち合わせを重ねながらサイト設計を進め、制作の進行管理を行う役割です。
こうして見ると分かる通り、ECサイト制作は一般的なホームページ制作よりも工程が多く、設計や準備に一定の時間と工数が必要になります。
弊社ではクライアント様のコストを抑えるため、トップページはPCとスマートフォンそれぞれでデザインを制作しますが、下層ページは商材やターゲットに合わせてパターンを整理することで制作工数を調整することもあります。

ECサイト制作の相場

では実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
一般的なECサイト制作は、50万円から300万円以上まで幅広い価格帯に分かれることが多いです。
まず50万〜100万円の価格帯は、BASEやSTORESなどを使った小規模ECが多い印象です。テンプレートを活用して構築するケースが多く、商品数が少ないブランドやテストマーケティングとしてECを始めるケースで採用されることが多い価格帯です。
次に100万〜200万円の価格帯です。福岡に拠点を置く弊社の場合、このゾーンの案件が最も多いかもしれません。Shopifyを使った自社ECサイトで、オリジナルデザインや商品ページ設計を行う場合、このあたりの価格帯になることが多いです。
さらに200万〜300万円以上になると、ブランド設計や撮影、コンテンツ制作なども含めた本格的なECサイト制作になることが多くなります。ロゴ制作やブランディングなどを含めたプロジェクトになると、さらに費用が上がることもあります。
ECサイトはどこまで作り込むかによって、費用が大きく変わる領域です。

制作会社によって費用が変わる理由

同じECサイト制作でも、会社によって費用が大きく違うことがあります。
その理由の一つが、テンプレート制作かオリジナル制作かという違いです。 最近はテンプレートを使い、低価格でECサイトを制作する会社も増えています。商品数が少ない場合やスモールスタートの場合には合理的な選択になることもあります。
ただ、弊社では基本的にテンプレート制作は対応していません。理由は、運用していく中でカスタマイズの自由度やメンテナンス性、拡張性に制限が出るケースがあるからです。
ECサイトは作って終わりではなく、数年単位で運用していく事業の基盤になります。そのため制作段階でどこまで柔軟性を持たせておくかはとても重要になります。

安すぎるEC制作の注意点

最近はShopify制作を格安で請け負うサービスや、フリーランスの制作、AIを活用したサイト制作など、EC制作のプレイヤーがかなり増えています。
確かにAIの進化によって、サイト制作そのもののハードルは以前より下がりました。
しかしECの場合、「作ること」よりも「売ること」の方が圧倒的に難しい領域です。
売上を伸ばしていくためには、サイト制作だけではなく、EC運用の経験やマーケティングの知見、モール運営の理解、商品戦略など様々な要素が必要になります。
制作費の安さだけで判断するのではなく、その会社がEC事業をどれだけ理解しているかを見ることが重要だと思います。

ECサイト制作会社の選び方

ECサイト制作会社を選ぶ際には、制作費だけで判断するのではなく、その会社がどのような視点でEC事業を見ているのかを確認することが大切だと思います。
ECはサイト制作だけで完結するものではありません。商品設計や集客、運用、データ分析など、様々な要素が関わる事業です。
例えば、月商目標や商品戦略、モールと自社ECの使い分けなども含めて相談できる会社であれば、長期的なパートナーとして付き合いやすいと思います。
またモールECの場合は、楽天市場やYahooショッピングなどの運用経験や実績を持っている会社かどうかも一つの判断材料になるでしょう。

今回の記事のまとめ

ECサイト制作の費用は、おおよそ50万円〜300万円以上と幅があります。
ただし、本当に重要なのはサイトを作ることではなく、その後どのように売っていくかです。
ECは作っただけでは売れません。
商品、設計、運用。この3つのバランスが非常に重要になります。
株式会社インクワイアリーでは、ECサイト制作からリニューアル、EC運用支援まで一貫してサポートしています。
もし
・ECサイト制作を検討している
・ 既存ECの売上を改善したい

といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

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後藤 淳

2010年からWeb制作会社・EC事業会社、東京・福岡計5社に従事。これまでにWebデザイナー・コーダー・ディレクターとして幅広い業種を経験。EC事業会社ではWebデザイナー以外にショップ運営、販促企画立案等を担当。2015年にWeb制作・デザイン事務所「INQUIRY」を立ち上げ独立。2020年11月に法人化、株式会社インクワイアリーを設立、代表取締役に就任。

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