【2026年最新】楽天市場のショップデザインを考える

こんにちは。
株式会社インクワイアリー代表の後藤です。
2025年末の「楽天GOLD」によるPC版トップページ廃止を経て、楽天市場のショップデザインは大きな転換期を迎えました。
スマホ版の統一化から数年が経過し、ついにPC版も含めたすべてのショップトップページが「共通フォーマット」へと完全移行しました。
かつてのような自由なカスタマイズができなくなった今、出店者の皆様からは「デザインで差をつけるのは難しいのではないか」という声を多く耳にします。
しかし、結論から申し上げれば、2026年の楽天市場においてデザインの重要性はむしろ高まっています。フォーマットが制限されたからこそ、わずかな見せ方の違いが売上の明暗を分ける時代になったのです。
今回は、最新の楽天市場の動向を踏まえ、売上に直結するデザインの活用術を詳しく解説していきます。
2026年 楽天市場のデザインを取り巻く現状と変化
数年前までの楽天市場では、トップページ=ブランディングの場でした。通常のサイトのように自由なデザインができ、Goldという専用サーバー内で構築して個性を表現できましたが、2022年からスマホの新トップページ機能がRMSに搭載されたことで状況が変わりました。昨年2025年末にはPCも完全移行が行わ、楽天市場のショップページはついに統一化されました。
また、トップページだけではなくコンテンツページも2024年に機能搭載されました。楽天ドメインでSEOがかなり強いという特性もあり、今では特集ページやキャンペーンページも、誰でも作りやすいコンテンツページへと移行が進んでいます。
スマホ・アプリ完全対応!「回遊性」を最大化するページ設計の極意

先にスマホから統一化が始まりましたので、現在の編集画面の基準はスマホです。
どのモールもそうですが、最近はアプリからの購入が圧倒的に増えているため、この画面設計の重要度はこれからも増していくでしょう。
弊社の独自設計に基づいた、おすすめのパーツ構成をご紹介します。
まず一番上には「大画像パーツ-スライダー」を置き、メインで押したい商品やブランド、キャンペーン特集へリンクさせます。見出しとなる「タイトルパーツ」は重要な要素で、25個まで使えるので存分に活用しましょう。その下には「小画像パーツ-カテゴリ」を縦配列で配置するのがおすすめです。スライドのすぐ下にカテゴリがあると、サイトを訪れた際に即座に横移動ができるようになります。
同じく「小画像パーツ」や、5個まで設置できる「商品パーツ」でピックアップや新商品をおすすめするのも良いでしょう。サイト下部には「大画像パーツ」でショップの説明を入れるのも効果的です。ブランディングの枠が少なくなっている今、ここでショップの独自性をアピールできます。さらに「店舗内注目キーワードパーツ」で旬なアプローチを行い、ランキングやレビュー、目玉商品などの自動表示エリアを組み合わせて鮮度を保ちます。
ただし、注意点もあります。「クーポンパーツ」や「リンクパーツ」は設定が手軽な反面、あまり目立ちません。このあたりは画像やバナーを自作してアピールした方が、視認性は格段に良くなります。
ユーザーの「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視の加速

モール特有の「画像の羅列」という見せ方は、今後むしろ加速していくと考えています。
長い説明文よりも、パッと見てわかる視覚情報(画像・動画)の重要性がさらに高まっています。
動画についても以前から機能として存在していますが、現状ではR-Cabinetとの連携において、まだアップロードのしやすさなどに課題が残ります。
このあたりの利便性が向上していけば、商材のさらなる追加アピールに繋がっていくはずです。
限られた環境の中で、いかに効率よく視覚情報を伝えていくかが鍵となります。
ここで差がつく!2026年に注力すべきデザイン3つのポイント

クリック率を左右する「サムネイル画像(1枚目画像)」
モールにおける流入のほとんどは商品検索からです。
ユーザーが判断する「約3秒」の勝負に勝たなければなりません。ガイドライン(テキスト占有率20%など)を遵守しつつ、「半額」「ポイントUP」などの帯や、商品の魅力を一瞬で伝えるデザインのコツが重要になります。
商品ページの「ファーストビュー」と「動画」の活用
ページ流入後に離脱させない工夫が必要です。
2026年現在、テキストや静止画だけでなく、ショート動画の配置がCVR(転換率)向上に直結しています。
例えば、以前からある動画をgifアニメにして数秒のコンテンツとしてランディングページ先頭に設置するなど、よりリアルに商材を感じてもらう工夫が必要です。
スマホでの見やすさの徹底
アプリからスマホへの表現が最重要ポイントです。
バナーの文字サイズ、タップしやすいボタン配置など、スマートフォンでの買い物のしやすさに特化した設計が求められます。
PCとスマホの画像共通化が主流の今、スマホファーストの制作姿勢は2026年も続きます。
楽天GOLD(ゴールド)サーバーの戦略的な活用法
トップページの運用は終わりましたが、GOLDサーバー自体はまだ利用可能です。
全店舗共通のデザインの中で埋もれないために、あえてリッチに見せたいブランド専用ページや、シュミレーター機能を搭載した独自ページなどでの活用が考えられます。
標準のコンテンツページを記事・ブログ化し、GOLDページと差別化することで、表現の幅を広げることが可能です。
クリエイティブ制作におけるAI活用
楽天自体もAIの促進にはかなり力を入れています。
レポートやレビューなどの作業効率化だけでなく、画像生成機能も出てきました。
ここは今後ものすごいスピードで拡張していく分野だと思います。
ショップ運営には膨大な作業とタスクがあるため、クリエイティブ制作におけるAIの進化にはどんどん期待していきたいところです。
デザイン改善で「転換率(CVR)」が向上するのか
弊社でもデザインのテコ入れで売上が上がった実績が多々ございます。
それは単なる装飾というより、写真の再撮影などの根本的な改善です。
SKUの数が多いほど、一つ一つの商品ページの改善は追いつかなくなり、何年も放置されているページが存在しがちです。
サムネイルだけでLPがないようなページは情報不足で購入に至りません。
そこで商品を再撮影し、ページを整える。こうした細かいデザイン改善が、確実に向上へと繋がるケースがあるのです。
今回の記事のまとめ
デザインは「売上のための接客」である

2025年度の国内EC流通総額は6兆円を超え、市場は巨大化し続けています。
しかし、それは同時に競争の激化を意味しており、かつてのように「置いておけば売れる」時代は終わりを告げました。
「ECにデザインは不要、必要なのは数字だけだ」という極端な意見もありますが、私たちはそう考えません。
デザインとは、画面の向こう側にいる顧客の購買意欲を刺激し、安心感を与え、背中を押す「最高のおもてなし」です。
2026年の楽天市場において、売上・利益とクリエイティブは、決して切り離せない表裏一体の存在だと思います。
「楽天市場やYahoo!ショッピングの売上を伸ばしたい」「自店の強みを活かしたデザインのアドバイスが欲しい」「イベント対応やページ更新の手が足りない」とお悩みではありませんか?
もし少しでも現状に課題を感じていらっしゃれば、ぜひ株式会社インクワイアリーへご相談ください。
モールEC歴10年以上、月商900%アップなどの確かな実績を持つ私たちが、貴社のショップに合わせた最適なを提案し、共に成長をサポートさせていただきます。
後藤 淳
2010年からWeb制作会社・EC事業会社、東京・福岡計5社に従事。これまでにWebデザイナー・コーダー・ディレクターとして幅広い業種を経験。EC事業会社ではWebデザイナー以外にショップ運営、販促企画立案等を担当。2015年にWeb制作・デザイン事務所「INQUIRY」を立ち上げ独立。2020年11月に法人化、株式会社インクワイアリーを設立、代表取締役に就任。





