2025年の越境ECトレンドと始め方

こんにちは、株式会社インクワイアリー代表の後藤です。
弊社ではこれまで、国内のECモールや自社ECサイトの制作・運用代行支援を行ってまいりましたが、
その中には「売上が伸び悩んでいて、打開策を探している」というクライアント様も少なくありません。
最近ではインバウンド需要や円安の影響を受けて、海外に向けて商品を販売する越境ECが
ますます注目を集めるようになりました。
そこで今回は、2025年現在の越境ECの動向や課題、今後の展開を分かりやすく解説したいと思います。
1.2025年越境ECの現状

「越境EC」というと、海外向けに日本の伝統的な食文化や工芸品を販売するイメージを持たれがちですが、実際にはそれだけが主流というわけではありません。
海外での「アニメ」人気は大きく認知を取れて拡大しており、「フィギュアやトレーディングカード」などが大きく売上を伸ばしています。
さらに、「ハイブランド品や釣具」なども日本の高い品質や独自性が認められ、海外市場で堅実な需要を獲得しています。
2.送料の課題

越境ECを行う際、多くの企業が直面するのが「送料」の問題です。
日本から海外へ商品を送るには、どうしても「国際送料」が高くなり、
最終的な販売価格に上乗せしなければならないケースが多々あります。
また、中国などのように「大量出荷が当たり前」になっている国では、他国より越境EC市場が活発です。
こういった点を踏まえると、送料設定や物流の最適化は、越境ECでの成功のカギとなります。
3.中古品事情
海外では中古品を購入することが、すでに当たり前の習慣として根付いています。
主にスマートフォンや家電などはもちろん、さまざまなジャンルで中古流通が盛んです。
一方、日本では「きれい好き」という文化の影響もあり、中古品に対してやや敬遠する傾向が見られます。
しかし、円安に加えて「日本の梱包は丁寧」などの品質管理面での評価が高いため、
ハイブランドの中古品(ルイ・ヴィトンやグッチなど)や時計(ロレックス、オメガ、日本のSEIKOなど)が海外で非常に人気を集めています。
こうしたアイテムを取り扱うオークションサイトもいくつか存在し、市場全体を盛り上げている状況です。
4.日本のECサイトの課題

これまで越境ECを実現するためのシステムやサービスはいくつも存在するものの、
当社のクライアント様を含め多くの企業が「言語」「決済」「配送」といった面で新たなリソースを確保できず、途中で断念してしまうケースがあります。
特に、翻訳や多通貨対応などを含むサイトの構築、海外への発送手段の検討、人員の確保など、事前にクリアすべき課題が多いことが、導入をためらわせる要因となっているようです。
5.販売代行という選択肢
最近注目されているのが、海外ユーザー向けの「購入代行サービス」です。
Amazonや楽天市場などの国内ECモールや、自社ECサイトで販売している商品を、
代行会社が海外ユーザーに代わって購入し、海外へ発送するといった仕組みです。
この方法を活用すれば、言語や決済・配送などの壁を比較的スムーズに乗り越えられるのがメリットといえます。
6.国内向けECサイトから始める海外向け販売代行

すでに国内向けのECサイトを持っている、あるいはこれから立ち上げる方にも、
海外からのアクセスからはサイトに「海外専用バナー/カート」を設置して「海外決済」や「国際配送」を一括で提供する越境EC対応サービスがあります。
こうしたサービスを導入すれば、これまで大きな障壁となっていた言語や決済、配送といった課題を
一気にクリアできたり、既存のサイトなどへ導入できるため、初期段階から負担を抑えつつ海外へ販売展開を進めることが可能です。
7.気軽に越境EC事業を展開できます
上記のようなサービスを利用することで、
・海外向けのテストマーケティングを試してみたい
・国内のEC運営と同時に海外販売にもチャレンジしてみたい
といったさまざまな目的を、比較的気軽に実現できます。
一度に大きな投資をせず、段階的に海外進出を進められるため、リスクを抑えて市場を探ることも可能です。
今回の記事のまとめ

弊社では、このたび「越境ECをトータルで支援する企業様」と連携する事になりました。
企画からクリエイティブ、サイト制作、さらに越境ECの導入や運用まで、包括的にサポートできる体制を整えました。
インバウンド需要や円安が後押ししている今こそ、海外市場に活路を見出す絶好のチャンスだと思います。
「越境ECに興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない」
「言語や決済の問題をどう解消すればいいのかイメージが湧かない」
「とりあえずテスト的に海外販売をしてみたい」
国内ECで苦戦している場合でも、海外に目を向けると新たなビジネスチャンスが見えてくるかもしれません。
そんなお悩みやご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
後藤 淳
2010年からWeb制作会社・EC事業会社、東京・福岡計5社に従事。これまでにWebデザイナー・コーダー・ディレクターとして幅広い業種を経験。EC事業会社ではWebデザイナー以外にショップ運営、販促企画立案等を担当。2015年にWeb制作・デザイン事務所「INQUIRY」を立ち上げ独立。2020年11月に法人化、株式会社インクワイアリーを設立、代表取締役に就任。